視野
今日の朝礼
人は、同じものを見ても、それぞれの人で見えているものが違うといいます。
例えば、ある観光地に若いときに行った感想と、それなりの年齢になっていった感想は、同じ景色でも異なります。
例えば、同じ本でも、若いときに読んだイメージと、年配になってから再び読んだイメージも異なります。
それは、視野が異なるからです。
同じものでも、方向によっては四角にみえるが、ある方向からだと丸に見えるものがあります。
人間的な成長という観点で考えるならば、視野を広くすることはひとつの成長です。
日高敏隆著「世界をこんなふうにみてごらん」に次の一説があります。
「どのように」は聞いてよいが「なぜ」を聞いてはいけないといわれ疑問におもった。
「なぜ」を問うことはカミサマが出てくる話になってしまう。
物が落ちるのは万有引力があるからで、物に引力がどのように作用するかは考えていいが、なぜ引力があるかを考えてはいけないという意味です。
私たちは、日々の生活で、色々なものを見て感じます。
同じ見るなら、今よりも高い位置に一段あがってみましょう。見える世界が変わるはずです。