くるま生活の社長のブログ

株式会社くるま生活の社長です。

小学校の思い出

私が水呑小学校6年生の時のお話です。

当時は、厳しい先生が沢山いる時代でした。先生が生徒を叱るのは当たり前で、親からすると、先生に躾けられる良さがあったと思います。担任の篠原先生は女性の先生で確か40才くらいだったと思います。やはり厳しい先生でした。

私と同級生2~3人は4回のトイレの掃除当番でした。小学校のトイレは男女の仕切りが無く、入って左手に男子小便器は並んでいました。適当に掃除を終えた私たちは(もしかしたら掃除してないかもしれませんが、記憶が薄い)ほうきを振り回したりしてで遊んでいました。そこへ、担任の篠原先生が登場します。

先生:「掃除はおわったのか?」

私:「終わりました」

先生:小便器を指さして「じゃあ、なめれるな。なめてみぃ。」

私:「へ????」

先生:「ちゃんと掃除したなら、雑巾がけしたなら、素手でさわれるじゃろぅ。真剣に磨き上げたなら、なめる事も出来るはずじゃ。自信を持って仕事が終わったと言えずに、終わったというな。」

と、やられました。今では、先生が便器をなめぇと言ったと大騒ぎになるかもしれませんが、これくらいは当たり前の時代でした。しかし、この出来事で、私は「品質」というものを学んだと思います。これくらいでええと思えばこんなもんです。細部までこだわったら、いいものができます。たかが掃除ですが、掃除の品質は、日常生活の品質に現れます。

篠原先生には授業で色々教わっているはずですが、記憶に残っていることは、この便器なめろ事件だけです。(笑)その20年後、篠原先生は旦那さん用のミニキャブバンをご購入いただきました。ありがとうございました。