世阿弥
今日の朝礼
高田明さんの講演の中に世阿弥の著書「風姿花伝」を読んで参考にしたという部分があります。
早速、私も読んでみました。この本は日本で最も古いビジネス書だといえます。
ビジネスにとって、ノウハウやスキルは大切なことです。
しかし、他社も同じことは勉強しているわけです。
そこで大切なことは、自分の使命です。
「能は観客を幸せにすることが目的だ」とあります。
技術を磨くことだけに終始してはいけないとあります。
「能を演じて観客が理解できないのは、観客のレベルが低いのではなく、レベルに合わせた能が演じれない技量の責任だ」
市場にあわせて自らが変化しなくてはならないとあるのです。
私たちは、何のために仕事をし、そのためにどれくらいのスキルを身につけるのかを考えさせられる一冊です。
西暦1400年くらいに生きた人の本ですが、現代にも十二分に通用する真理ともいえる内容です。
このような日本人がいたということを誇りに思います。