くるま生活の社長のブログ

株式会社くるま生活の社長です。

見えない価値

今日の朝礼
 
藤村先生から象の耳というお話を聞きました。
象は10キロ離れた仲間と会話しているそうです。
どのような話をしているのか解りませんが、「そっちにライオンが行った」とか「ここにうまい餌がある」とか話しているのでしょうか?
しかし、10kmも届く音だと、100dBくらいの音、車のクラクションくらいの大きさでないと聞こえないそうです。
不思議なのは、人間にはこ象の声が聞こえないことです。
人間の耳には、可聴域があって低すぎたり高すぎたりする音は聞こえないんです。
象の声は20Hz以下なので、低すぎて聞こえないんですね。
要は、人間の耳は聞こえない音が存在する。
目には見えない、気づかないけど、しっかり存在しているということです。
形として目に見えるものは限界があります。
世の中には、象の会話のように、存在しているけど目に見えないものがあります。
もしかすると世の中の9割以上のものは、存在してても目に見えないのかもしれないってこと。
例えば、人間の心も、目に見えないけど、確実に存在していますよね。
これからの時代は、目に見えないものを認識するっていうのが大事になると思います。
たとえば、決算書という書類で会社の価値なんてわかりません。
例えば、会社の哲学や経営者の思想とかは、決算書には出てきませんが、確実にそれはあり、会社にとって大切なものです。
いい商品や素晴らしいサービスがあふれ、その「差」が、よくわからなくなっている時代です。
商品を選んでもらうのは、商品そのものの価値ではなくなってきていると思います。
同じような物やサービスを売っているのに、売れているところと、売れていないところがあります。
それは、商品やサービス以外の何かが違うということではないでしょうか?
これからは、同じ価値観を持っている人がその心を感じとり、会話できるような時代になると思います。