誰のために、何のために仕事をするのか？

今日の朝礼

 

私たちが常に考えなくてはならないことは、仕事とは何か、何の為に働くか、誰の為に仕事をするかです。

料理の板前さんの世界では、転職することがあたりまえだそうです。

板前さんの多くは、自分の腕を磨き、同業者に認められ褒めてもらうことに価値観があるそうです。

立派な料理を作れる人は、高級ホテルの調理場を転々とするのだそうです。

少し残念に思います。そんなことで、この板前さんは幸せになるのかなぁと思います。

しかし本来、料理というものは、食べる人においしく感じてもらい、楽しくて素敵な食事の空間を提供するものだと思います。

ある、会社では、ホールのスタッフが忙しくて、料理が運べない時に、呼び鈴を”ちんちんちんちん”と連打しながら料理職人がこう言うそうです。

「温ったかいうちに出さないとまずくなるだろうが！」

しかし、良く考えてください。

お客様の所に、自分で運んで、

「温かいうちにお召し上がりください。私が今作ったばかりです。」

とお声をかければ、そのお客様はなんと幸せな気分になるでしょうか？

仕事とは、他人を幸福にすることであって、自分の為に行うものではありません。

一人一人のお客様が幸せになるように、考えて行動する。

そうすれば、幸せな人が増える。世の中が幸せになる。

人々から、「私たちのお店や会社があってよかったね。あそこは無くてはならない会社だね」と言われる様になる。

結果的に、まわりまわって、自分が幸せになるのです。