上がるときには他人が押し上げてくれる
今日の朝礼
自分なりにがんばったとか、私なりにがんばったと自分で言葉にする人がいますが、間違いです。
評価は、他人がするものです。
自分なりにと言う人で、自己評価が甘くない人はみたことがありません。
自分の評価をストイックにして努力する人は、目標に対する達成度合いは口にしても、悔しさは口にしても、がんばったとは言いません。
やはり、敵はいつも自分の内にあります。
他の人が自分を害したり、他の人の命令や判定によって自分が失敗したりするのではありません。
その失敗の原因は、必ず自分努力はして当然なのですが、努力すれば必ず成果が出るわけではありません。
しかし、その姿を他人は見ています。
したがって、努力だけで自分が上に上がれると思っては駄目です。
「上がるときには、他の人が押し上げてくれるものだ」ということは知っておいたほうがよいでしょう。
商人の仕事
今日の朝礼
世の中は刻々と変化します。常に新しい商品が開発され、古いものが淘汰されていきます。
商人の仕事は、新しい商品を、世の中に広め、それを必要とする人々に届けることです。
既に世間に知られている商品は、Amazonなどのネットでも購入できるでしょう。
しかし、知らない商品や、初めて買う商品、アフターサービスの伴う商品は、商人の出番です。
この商品は、
こんなお客様が使っている、
こんな人の悩みを解決した、
使ってる人が豊かになった、
行動範囲が広がった、
友達が増えた、人生の幅が広がった、
ということを伝えて歩く伝道者が商人です。
人は、商品を見て想像します。「これがあれば、自分の人生が豊かになる」と。
その願望を叶えるのが商人の仕事です。
お客様を知る
今日の朝礼
以前、大きな病院の看護婦長をされていた方にお話を伺ったことがことがあります。
『病院は24時間営業ですから3交代です。8時間おきに朝礼があります。
そこで大切なことは患者さんの状況について引継ぎを行うことです。
自分が入院患者になるとわかりますが、全ての看護婦さんは自分のことを知っていると思っています。
「私が何の病気で、どんな治療を受けていて、投薬はなにがあって、経過はどうで、いつごろ退院できるのか」
すべて知ってくれているものだと思っています。
しかし、実際には看護婦だって家庭はあるし、家に帰れば仕事以外のことがたくさんあります。
だからこそ、朝礼で気持ちを切り替えて、患者さんそれぞれの経過を報告しあうのです。
朝礼は、誰のためにやっているのか?それは患者さんのためなんです。』
これは、どんな仕事でも同じですね。当社の店頭にこられたリピーターのお客様は、私たちスタッフ全ての人が、自分のことを知っているはずだと思っています。
そして、知っていることが期待に応えることです。
お客様を創る
今日の朝礼
人は一所懸命にやっているところを見ています。
たとえ、その人の仕事のレベルや能力が低くても、一所懸命やっている人を非難することはありません。
しかし、能力が高かろうが、手を抜く仕事をしている人は非難します。
すぐに化けの皮は剥がれます。
どのような仕事や事業でも同様です。その目的はお客様を創造することです。
お客様を作るということは大変困難なことなんです。
お客様は、売り手の持つ商品やサービスの価値や品質を瞬時に判定します。それと同時に販売者やスタッフの心がどうあるかも瞬時です。
その商品にこめた情熱や、お客様を慮る心を、瞬時にスキャンして感じ取ります。
だから、いいかげんなコトをするとすぐに信用をなくすのです。
一度、失った信用を回復することは大変難しいことです。
仕事は一所懸命にやることが大切です。
人生に勝つ
使命を考えると、今居る自分の位置が分かってきます。
向かおうとしている場所に対して、本心から自分の足りざるところをしっかりと知っており、それを埋めていくための努力をしているかどうか。
やはり、努力を続けていく人こそが、最終的に勝利するはずです。
やはり、「人生に勝つ」ということは、決して、他人に勝つということではありません。
他人に勝つより先に、自分に勝たなければいけないのです。
「自分自身に勝てないで、結果だけが来る」ということはありえないでしょう。
智慧の力によって、守りも攻めも両方が機能するようにしなければいけません。
守り一本でも攻め一本でもだめで、両方できるようにする必要があるのです。
自家発電
今日の朝礼
期待に応える人となるためには、自家発電できるようにならなくてはなりません。
人から言われたからするのではなく、自分から熱意をもってやる。
営業の仕事であれば、売ってくれと言われたから売るのではなく、生産者と消費者を結びつける、有益なものを必要とする方に届けるという気概です。
周りのひとは、案外見ているものです。
「下積みとして、人が嫌がるような仕事を、どれほど真面目に、熱心に務め上げてきたか」ということを見ています。
熱意をもって努力する人をみて、嫉妬する人はいません。
期待に応えることこそ私たちの本望なのです。