人生は長距離走
今日の朝礼
新入社員の皆さんが入社してまもなく1ヶ月が経ちます。
はじめは「社会に対して自分の力がどれくらい貢献できるか」という思いがあったと思います。
しかし、実際は、何も起こらない日々が1ヶ月、さらさらと過ぎたのではないでしょうか?
先輩諸君も、「教えることはたくさん有るが、なにを教えていいかわからない。」「やりながら教えよう」などと、のんきな状況ではないかと思います。
それで5月病がおこるのです。
人間は、存在が認められて幸せを感じます。
人の役に立ってこそ、存在が認められるので、新人の1ヶ月目くらいは、認められ感が少なく、自己卑下に陥りやすいんです。
もし、長生きしたいのなら、「八十歳の自分の姿が想像できるかどうか」です。
例えば、八十歳でまだ家族に感謝され、会社や同僚に感謝されて活躍している自分の姿が想像できるかどうか。
それが瞑想のかたちで想像できるかどうかです。
長いスパンで考えましょう。
黄金律
今日の朝礼
ナポレオン・ヒルという人が「成功哲学」関する本を出していることは有名です。
その中に黄金律というものが書いてあります。
「自分がしてほしいことを他人にしてあげる」
これは、とても大切な真理です。
自分がしてほしくないようなことを、ほかの人にしないことが大事です。
いじめでもそうです。
自分がいじめられたくない人は、他人をいじめないことです。
自分が大事にしているものを盗られたら嫌な人は、ほかの人から盗ってはいけません。
自分が他人から殴られたくない人は、他人を殴ってはいけない。
昔は、おばあさんとかが「お天道様がみているから」と人の道を説いてくれたものです。
自分は、天に誓って自分の行動は正しいと言えるような、そのような人生を送りたいものです。
木鶏
今日の朝礼
昨日は木鶏会でした。
木鶏とは、文字通り「木の鶏」のことです。
生きている鶏は、周囲の環境に反応して鳴いたり騒いだりしますが、木でできた鶏は何があっても動じません。
偉人や優れた人たちの考えかたや行動を学ぶことによって、それが自分の人生における水面下の部分になり、人生の波風に耐えていけることがあります。
大きな波風に耐えていけるだけの蓄積をつくっていってください。
「水面上ではどれほど風が吹こうとも、その風に当たらない水面下の部分をきっちりと確保しておく」という心得が必要です。
決断
今日の朝礼
あらゆる事で人は決断しています。
その決断の力が大きいほど、手に入るものも大きいと言えます。
しかし、「決断力に富む」という言葉は、「いったん自分が決定したことを決して翻さない」ということを意味しているのではありません。
いったん自分が決めたことは、あくまでも貫こうとするが良いと思いますが、その貫くときにおいて、
私利私欲はないか、我欲はないか、多くの人々を生かす道であるのか、お天道様にきいても正しい行いであるのか
と、常に確認するということだと思います。
もし、間違っている部分があれば、良い方向に変更すればいいことです。
悔しさ
今日の朝礼
今週は、浅田真央さんの引退のニュースが流れています。
色々な試合や大会を経験されていますが、中でも「くやしい」という気持ちの涙のシーンは印象に残ります。
人間は、本気であればあるいほど、その目標に達しなかったときにくやしくなるものです。
例えば、営業部であれば、月に5台の新車を販売する目標があったとします。
どうやって5台を販売するか、その方法を考えるのが計画です。スケートであれば大会に向けた練習のプランです。
立てた計画に対してやりきった。しかし、結果はいかなかった。4台しかいかなかった。
もし、そのときに、「くやしさ」がなければ、あなたの想いは本気ではなかったのではありませんか?
本気であれば、必ず「悔しさ」がにじみ出てきるはずです。
こうすればよかった。ああすればよかった。と思うはずです。これが次回に向けた改善です。
目標の未達のそのときに、「くやしさ」がないなら、あなたの心の奥の奥は、本気ではなかったということです。
潜在意識は本気で想ったことしか実現させてくれません。
浅田真央さんの悔し涙は、それだけ本気であった証拠です。